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【鉄地 変丸形 稲束透鐔】


□ 商品詳細 □
縦（天 地） ： 約７１ｍｍ前後
横（左 右） ： 約７１ｍｍ前後
切羽台厚 ： 約５．１ｍｍ前後
材 質 ： 鉄 地
銘 文 ： 佐州住利貞（正真銘保証）
出品商品 ： 鐔・箱付

※ 測定方法の違いによる寸法の僅かな誤差はご容赦ください。

鍛えの良い地鉄は深々とした錆色を呈し、刈りとった稲穂を くるりと纏めて
丸く束にした、そのままの形状を肉彫り透かしとした稲束透鐔。

縁起の良い米俵図の透鐔を得意とする佐渡の鐔工の中でも、特に名手と名高い
三人の内の一人、愛好家には よく知られた利貞の貴重な正真在銘作です。
米は日本人の最も大事な主食であり、米どころ新潟の鐔工ならではの意匠であり、後に
因幡之介など数々の名工が稲穂などの図柄を、手本に取り入れたと云われております。
克明な彫刻のふっくらとした籾米一つ一つに豊穣祈願と感謝が込められている。

佐渡奉行の命により、江戸と佐渡を行き来して、「佐州住利貞」と銘した名品が、
江戸から全国各地に知れ渡り、当時は赤坂に勝るとも劣らぬ人気だったと、
云われております。

歴代の佐渡奉行は、熱心な愛鐔家で知られており、TV番組【なんでも鑑定団】で有名な
銀座の刀剣柴田の店主により復刻出版された『刀盤賞鑑口決』という研究家ご存じの
鐔の解説書を残した事でも有名です。

銘や責鏨が、書物・銘鑑など作者の特徴に似ていても、人間がする事であるから、当然
米俵図などのレプリカ、真似た粗悪品や、悪意のある偽物が多い事でも有名。

類似品は、時折見かけますが、本鐔は貴重な正真作ですので本物志向の収集家へ推薦！

※ 最後に商品説明で御座いますが、あくまでも当方主観メインの概要で御座いますので
参考程度とお考え戴き、気になる点は質問欄をご利用の上、識者の方々は、ご自身の目で
画像確認にて御判断して頂き、ご納得の上に応札戴く方が賢明と存じます。



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